『毒リンゴの美味しい食べ方-オタ女子たちのスケベライフ-』をプレイした管理人のレビュー、感想。攻略情報を紹介していきます。
『毒リンゴの美味しい食べ方-オタ女子たちのスケベライフ-』は、サークル「ブランティスト」が2021年10月に発売した根暗で引きこもりがちの女子の生活を体験できるヒューマンドラマRPG。25歳になり男性経験がない主人公の「大島林檎」を操作して街でバイトや交友関係を築き上げ、女性として人間として林檎を成長させていく物語。アクションやルート分岐等はない探索RPGとなっています!
根暗主人公の一発奮起RPG
このゲームでは引きこもりがちな性経験の少ない「林檎」を操作して街中で起こる様々な出来事によって成長させていく物語です。最初は毎日やること無くパソコンの前でショタやBLを見て自慰を行っているいわゆる「引きこもり女子」でしたが、このままでいいのかと自問して一念発起。
周りの友人達の協力もあり外へと踏み出す「林檎」ちゃん。街の中ではアルバイトをしてお金を貯めたり新しい友人と巡り合ったり、事件に巻き込まれたりと外に出ることによって林檎に大きな影響を与えていきます。
それらのイベントをこなすことにより林檎のステータス「お世話」「メンタル」「魅力」が上昇していき、可能となるエッチなイベントも増えていくようになります。また物語の中盤では容姿を一新して新たな林檎ちゃんへとイメージチェンジすることになり、林檎ちゃんの人生のページを覗き見しているかのようなヒューマンドラマのような感覚でプレイすることが出来ます。
頼りになる友人に囲まれて
目付きが悪く、明らかに根暗なオーラを放つ主人公の林檎ちゃんですが、林檎ちゃんの周りには個性豊かなメインヒロインとサブヒロインが登場します。「ヲタサーの姫」の「ひなの」と陽キャの「ももか」が林檎ちゃんに次ぐメインヒロイン。
林檎ちゃんの心の支えになることはもちろん、ひなのもももかもエッチなイベントが盛りだくさんで用意されていますので、巨乳好き、ちっぱい好きもお楽しみが満載となっています。二人のキャラはしっかりと特徴づけられており、少し生意気ですが親身になって相談してくれるひなの。明るい性格で大親友のももか。この3人のやりとりはほっこりとする友情が見られるので、アダルト要素なしでも見てられるドラマがあります。
このメインヒロイン以外にも8人のサブヒロインが登場し、それぞれのイベントがあるため、コンプリートを目指して街を探索しまくりましょう!!
生々しいガールズトーク…!
マンガの構想をRPGに落とし込んだ作品のため、ゲーム性がほぼ無い読み物主体。
https://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ319563.html
と、作品概要文にあるようにゲーム性はあまりないという印象です。ストーリーが分岐する選択肢や戦闘、もちろん、アクション要素もなく街を探索していくのがメインとなります。主人公のステータスにより移動可能となるマップやイベントが増えていき、それらを回収していくという進め方となります。
それは確かに読み物を読んでいるような感覚ですが、主人公の「林檎」とその周りにいる友人、知人たちの会話などが妙にリアルで生々しいという印象が非常に強く感じられ、「実体験を元にした内容?」と思ってしまうほどシリアスなシーンやキャラクターの心の描写が描かれています。
ギャグテイストのシーンや笑えるイベントも数多くありますが、サクッとプレイして抜いちゃうぞ!という方にはおすすめできる作品ではありません。同人ゲームという要素を抜きにして林檎ちゃんという一人の女性とその周りの友人たちの1ページをまったりと楽しみたいなという方、楽しめるときにプレイしていただきたいゲームとなっています。